お盆中、身内が帰省していたこともあって出掛けることが多かった。
用事のついでに通ったところは沿岸の町。
決して遠くなかったのに、初めて足を踏み入れる所だった。
絶える事なく詣でる人達の姿があったこの小高い丘は日和山という。
日和山で場所が分かった方もいることだろう。
丘の上には、分社されたという神社の存在を示すものがあった。
湊神社、以前は町中にあったらしいが、津波で失われて今はここが拠り所となったようだ。
供養塔が並ぶ。
丘の下。
ここへ向かう間、悉く流された町並みを見ながら走っていたが、丘の上に登れば茫漠たる眺めが待っていた。